自己紹介
・h6年生まれ
・埼玉県出身
・パワハラ経験者
・今は都内で柔道整復師
・セミナーに多額をぶち込む今までやってきた施術や技術
・外傷施術
・エコーによる外傷観察
・長谷澄夫の難病整体
・妊活整体
・操体法
・REX式整体— 須田大貴/真面目に不真面目 (@dasu_j_skillup) August 15, 2021
専門学校入学前に先取りで勉強したい、そう思っている方はいますか?
この記事を読んでいる方は、柔整学校への入学が決まっている方だと思います。高校生は今は時間を持て余している人もいるかもしれないが、少しずつ、ある勉強をすることをお勧めする。
実は解剖学の骨を勉強を事前にしておくと、最初学校生活がとても楽になる。
なぜ、解剖学の骨から勉強しなければならないのか?
それは単純明快で、専門学校で一番最初に習うのが骨だからだ。
私は失敗した
高校生の頃の私は大きな失敗をした。先取りして勉強しようとしてみたはいいものの、筋肉から勉強してしまったのである。
筋肉を一番最初に勉強しても意味がない。筋肉は骨から骨につくからだ。
筋肉がわからない骨わからない場所から始まり、わからないところ骨の場所で筋肉が終わる。
覚えられるのは筋肉の名前のみで、最初に覚えたのは『胸鎖乳突筋(首の筋肉)』である
覚えたはいいが
- どんな縮み方をするか
- どこから始まり
- どこで終わるのか
は全く分からなかった。
つまり、時間を無駄にしたのだ。
この記事でお伝えすること
この記事では、向上心の高い皆さんに
- 柔道整復専門学校入学前になぜ骨から勉強するのか
- どのように勉強するのか
- 参考書は何をかうべきか
上記を失敗者の私が伝える。
筆調がとがっているのは、恥ずかしさを隠すためだ。悪しからず。
ちなみに、専門学校の1年一学期は絶対に骨の勉強をする。
今回紹介する方法で、私は解剖学の中間考査・期末考査で両方とも満点を取っている。
今この記事は1月に執筆しているが、6月に読んでも遅くない。だって3日前から勉強して満点取りましたからね。
むやみに勉強を始めるのではなく、勉強の方法を知ってから勉強をしょう。でないと、躓いてしまい夢の挫折がすぐ目の前に来てしまうからだ。
大体、一学期を終えると、数人の脱落者が出るが、皆は夢に向かってより良いキャンパスライフを送ってほしい。
解剖学とは
解剖学とはなにか。ここではざっくり概要を抑えよう。
解剖学とは
解剖学(かいぼうがく、英: anatomy)とは、広い意味で生物体の正常な形態と構造とを研究する分野である。形態学の一つ。 WIKIより
wikiは少しかしこまった表現をしている。医学を勉強すれば、なぜ分かりづらい表現をしているが、それは後にわかってくる。
なので、私の崩した解釈でいいので概要を抑えてほしい。
なぜ、骨で解剖学になれる必要があるのか
骨から覚えなければならな理由は、たった一つである。
その理由は単純明快で、骨が基準と決まっているからだ。
骨を覚えないと、
- 筋肉の名前を覚えられない
- 内臓を体表から見たときの目安が骨である(入学したらテストで出ます。)
- 怪我を学ぶ柔道整復学は骨も筋肉も理解している前提で授業が始まる
順々に見ていこう。
筋肉の名前を覚えられない
先ほど登場してくれた『胸鎖乳突筋』。
慣れない名前だと思う。
この筋肉、実は骨の名前を覚えるだけで大体の位置がわかってしまうのだ。これを知った、東京柔道整復専門学校1年の二学期に絶望したのを覚えている。
筋肉の名前を解剖する。
胸鎖乳突筋 を分解すると、『胸』『鎖』『乳突』『筋』
勘のいい方ならわかるだろう。
- 『胸』→胸骨
- 『鎖』→鎖骨
- 『乳突』→側頭骨・乳様突起
- 『筋』→筋
胸骨と鎖骨から始まり(起始)側頭骨・乳様突起にくっつく(停止)する筋肉
というだけであり、暗記帳に書いておく必要もない。
内臓がどこにあるかは骨が基準となる(入学したらテストで出ます。)
内臓の場所の正確な基準は骨である。
筋肉でもいいのだが、内臓のある腹部は筋肉が大きいのだ。つまり、基準としては大きすぎるのだ。
そこで基準となるのが骨なのだ。
- 胃の幽門(出口)は第一腰椎
- 心臓の拍動を感じるのは第4・5肋骨の間
- 頸動脈は鎖骨の一番内側から親指一本分外側(腕の神経も通るよ)
内臓や血管神経を覚えるときは、このように骨を基準に覚えていく。
そう、骨の位置がわからなければ、内臓や神経血管の位置はわからないのだ。
柔道整復学は骨も筋肉もわかる前提で話が進んでいく
柔道整復学とはなんぞか。
柔道整復学とは、「骨折・脱臼・ねんざ・打撲」を取り扱う日本独自の伝統医学だ。柔道整復は昔から「ほねつぎ」「接骨」「整骨」として知られ、社会から評価されてきた伝統医療である。近年、高齢社会に対応した保健・医療体制の充実は、日本社会の大きな課題となっており、また、交通事故によるケガやスポーツ外傷の治療や、スポーツトレーニング、高齢者のケアの場で、人間本来の治癒力を活かす柔道整復学の重要性が高まってきている。なかでも重要なのは、科学技術の進歩による医療の専門分化や、在宅ケアを中心とする地域医療など、医療現場の変化に幅広く対応できるスペシャリストの育成である。
具体的には、柔道整復の技術と知識をベースに、柔道整復師の資格を取得して、打撲やねんざ、脱臼、骨折などの応急処置や補助的治療を行い、速やかな回復に努めることとなる。治療には健康保険が適用される。ただし、脱臼や骨折の患部に施術する場合は医師の同意が必要で、薬物投与などの医療行為は法律で禁じられている。
これまで、柔道整復師の資格は、専門学校、もしくは厚生労働省が指定する修業年限3年以上の養成施設で必要な知識・技術を習得し、卒業した者に受験資格が与えられていたが、大学・短大で保健医療系の学部などに柔道整復学科などを設けているところもでてきた。 日本の学校 より引用
概要だけ抑えよう。
けがは体のどこに起こるか想像してほしい。
そう、
- 骨
- 筋肉
- 関節
- 靭帯
一つの骨の怪我でも部位は多岐にわたる。
- 骨の内・外側
- 筋肉の付着している場所
- 靭帯のついている場所
- 軟骨を含んだ骨折
など、部位によって骨折の名前が違う。
つまり、解剖がわからなければどこをケガしているのかわからないのだ。
ここからは、実際の勉強方法をお伝えする。
解剖学の骨の勉強方法とは
簡単だ、名前の法則性を覚えて模写するのだ。
まずは、名前の法則性を覚えよう。
- 丸いところ
- クビレている部分
- 出っ張っている部分
- 骨の真ん中
- くぼみ
- とがる部分
- ザラザラしている部分
である。
先ほど述べたが、まずは部位の名前を覚えなくていい。
その理由は、部位の名前には法則性があるからだ。
骨の名前の法則性
以下、スクリーンショットもしくはコピー必須である
- 丸いところ
- 骨頭(こっとう)・頭(とう)と呼ばれる Ex)大腿骨頭 上腕骨頭
- 骨の端のどちらかに多い
- クビレている部分
- 頸(けい)と呼ばれることが多い Ex)大腿骨頸部 上腕骨解剖頸部
- 大体、骨頭の下にある
- 出っ張っている部分
- 果(か、顆、踝)、棘と呼ばれる EX)大腿骨顆部 肩甲棘
- 果→骨の心臓から遠い方の両端部分 棘→出っ張り部分
- 骨の真ん中
- 体(たい)と呼ばれる Ex)大腿骨体部 上腕骨体部
- 大体、まんなかは体 解剖のテストではわき役
- くぼみ
- 窩(か)と呼ばれる Ex)橈骨窩、~関節窩
- 関節の受け皿、骨の端にある
- とがる部分
- 棘(きょく)と呼ばれる Ex)肩甲棘 棘突起(背骨)
- 角みたいに出っ張る部分
- ザラザラしている部分
- 粗面(そめん)とよばれる Ex)上腕骨三角筋粗面 大腿骨殿筋粗面
- ザラザラしている部分
勉強の仕方
勉強の仕方は先ほど述べた通り、名前の法則性を覚えたら模写一択である。
しかし、名前だけを覚えるより先に名前の法則性を覚えた方が早いとお伝えした通り、書き方にもポイントがある。
参考書を見ながら、骨の部位ごとに一筆ずつ描いていくのだ。
骨の部位ごとに一筆で描く
参考書籍を見る(参考書は教科書でもいいし、骨単やアプリでもいい。)
↓
模写
↓
描き終わったら、頭の中でイメージして復習をしよう。
↓
復習が終わったら、また描き始めよう。
教科書のように最初から精密に描く必要はない。勉強を続けるうちにどんどんうまくなるからだ。何もわからない新入生や高校生の諸君はまずは大枠を抑えよう。
自分で問題を作る
5回ほど、模写と頭の中での復習を行えば大体は覚えられるはずだ。
そうしたら、次のステップに進んでいく。
次は、自分で問題を作るのだ。自分で問題を作る方が、暗記が早い。
なんで暗記が早いのか?
絵を書きながら、単語を覚えるのは暗記において最強。
単語で左脳を使い、イメージで右脳を使うからだ。
右脳で『ここはこうだったなとイメージを思い出しながら』
左脳で『この位置はこれと単語を記憶する』
これは脳科学的にも、覚えが早い。
問題の作り方は簡単で、ただ単に線を引いて、その先に骨の部位を記載するだけだ。
こんな感じ↓
目標は3分で一つの骨を描き上げるのだ。
これを5回ぐらいやれば、ほとんど覚えられるぞ。
あとは、これを繰り返すだけ
皆さんお疲れさまでした、あとはこれを繰り返すだけです。
参考書を見る
↓
模写する・頭の中で想像する
↓
5回繰り返す
↓
描いた模写に、線を引っ張り部位の名前を書く
ここだけでもいいからスクリーンショットを撮ってほしい。頼む。
勉強に役立つものだつガジェットたち
柔道整復専門学校に入ると、びっくりするのは教科書の多さである。
私のころは優に10冊を超える教科書があった。
しかも、一冊が分厚いのだ。
昔はなかっつのだが、今の私なら教科書はすべてiPadに電子化して入れてしまうだろう。
そして、ノートアプリを使い、いつでも勉強できるようにしてしまう。
先ほどの動画のアプリが、そのノートアプリである。
ノートアプリに欠かせないのが、ペンシルである。
高いものを買う必要はないので、こちらで十分事が足りる。
そして、ノートをまとめたい派の人は、キーボードを付属しておくと早い。
そして、描き心地をよいフィルムを使うと字がうまくかけるのでこちらもあった方がよい。
そして、私が多用しているスキャン代行サービスはスキャンピーという会社様だ。
ここは、割安でスキャン代行をしてくれる。
300ページの本を
- ocr処理
- フルカラー
- JPEG化
してワンコインであった。
何回もリピートしている。
最後に
専門学校一年生のテストが終わると絶対に脱落する奴がいる。
授業がつまらないと言い出す奴だ。
そんな奴らの言い訳は、
マッサージをしたかった
テーピングを巻きたかった
憧れとなんか違った
先輩の私から言わせてもらえば、なめてんの?の一言である。
お前が憧れた人もこの勉強をして、患者さんを幸せにしたいと思ったから施術をしているのだ。お前のマスターベーションに付き合ってくれる患者さんなどいない。
と。。。
愚痴はさておき、皆にはそうなってほしくないのである。
今はわからないだろうが、患者さんに触るときは自分がどこを触っているかわからないといけないのだ。
わからないことで起こる最たるものは、患者さんに怪我をさせてしまうことだ。
怪我を治すところでケガをさせていては、どうしようのない。
皆さんが、実りある将来になりますよう願っています。
おわり
お問い合わせ、お仕事の依頼はお問い合わせからお願いいたします。